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導入事例

海鮮バイキング いろは 東京ドームシティ(株式会社エイチ・アイ・エス)

バイキングに“選ぶ楽しさ”をプラス。「ユビレジ QRオーダー」がそれを支えてくれています

▲新規事業本部 飲食事業グループ 相磯様

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導入前の課題感

  • 複数店舗の売上やメニュー管理を一元化したい
  • スタッフ教育やオペレーションの無駄を減らしたい
  • バイキング業態でも“個別注文”による満足度向上させたい

導入後の効果

  • 「豊洲 千客万来」の60以上のテナント管理実績を持つ「ユビレジ」で、多店舗の売上・メニュー管理が一元化を実現。今後の展開にも対応可能な基盤を整備
  • ツールの操作対象の切り分けにで“選択的な教育”を実施。教育負担が大幅に削減
  • 「ユビレジ QRオーダー&決済」を活用した「いろはプラン」が誕生。顧客体験価値の向上と業務効率化を両立

旅行会社HISが手がける海鮮バイキング

「海鮮バイキング いろは」様は、株式会社エイチ・アイ・エス(以下、HIS)が手がける飲食事業ブランドです。2024年に「豊洲 千客万来」で初出店し、豊洲市場直送の新鮮な海の幸や店内でのマグロ解体ショーが話題に。連日多くの来店客で賑わう人気店となりました。

続く2号店は、2025年8月に東京ドームシティの商業施設「ミーツポート」内にオープン。都心の夜景を望む開放的な空間で、より幅広い層に“食のエンタメ”を提供しています。バイキングの品数は100種類以上。刺身・寿司・グリル・揚げ物・デザートなどジャンルも多彩で、ソフトドリンク飲み放題付きのプランに加え、アルコールや追加料理が楽しめる「いろはプラン」が好評です。

今回は、新規事業本部 飲食事業グループの相磯様に、「海鮮バイキング いろは」の2店舗で「ユビレジ」を運用する狙いとその導入効果、について詳しくお話を伺いました。

▲新鮮なお刺身、カニも並ぶ

HISのリソースを活かし、「笑顔を生むバイキング業態」へ挑戦

「海鮮バイキング いろは」様は、どのように誕生したのですか?

相磯様:HISでは2020年に飲食事業グループを立ち上げ、自社リソースを活かした新たな取り組みを模索していました。そんな中、万葉倶楽部様から「豊洲 千客万来」への出店の打診をいただきました。当初は既存の蕎麦業態での出店案でしたが、施設内に大きな区画があることを知り、「HISなら訪日客や団体旅行の需要に応えられる」と判断し、大型区画で出店したいと万葉倶楽部様にお願いしました。

“海鮮バイキング”という業態に至ったのは、自社が運営する「変なホテル」の朝食バイキングでの体験が原点です。コロナ禍でも、朝食会場で楽しそうに食事をするお客様の姿を見て、「バイキングって、こんなにも人を笑顔にできるんだ」と実感しました。その“非日常の喜び”を海鮮で届けようと思ったのが、「海鮮バイキング いろは」の始まりです。

多店舗展開を見据えた運用のしやすさと、POS・ハンディ・QRオーダーがすべて自社開発の一貫性が導入の決め手に

「ユビレジ」を導入したのは、「豊洲 千客万来」への出店のタイミングでしたね。

相磯様:そうです。「豊洲 千客万来」店では、施設側の指定レジとして「ユビレジ」を導入しました。最初は“指定レジ”だったので深く考えてはいませんでした。

ただ、実際に使い出してみると、すごく簡単だな、と感じました。設定がしやすく、マルチ決済端末との連携もスムーズで、使い勝手の良さを実感しました。

2号店の東京ドームシティ店の開業にあたっては、他社のPOSレジも検討されたそうですね。最終的にユビレジを導入した決め手は何だったのでしょうか。

相磯様:これまで蕎麦業態などで有料・無料問わずさまざまなPOSレジを使ってきたので、東京ドームシティ店の出店時には改めてフラットに比較を行いました。QRオーダーも含め、他社製品は不具合やサポート体制に不安が残るものが多かったですね。その点、ユビレジはクラウドPOS・ハンディ・QRオーダーがすべて自社開発で構成されており、機能連携がスムーズで運用の負担も少ない。実際に豊洲店で使ってみて、簡単さや扱いやすさを実感していたことも後押しになりました。

また、東京ドームシティ店では、豊洲店と合わせて売上やメニュー管理を一元的に行うことが前提だったので、「豊洲 千客万来」に入っている約60店のテナントがすべて「ユビレジ」で管理されていることも大きかったです。他社のクラウドPOSも一定の汎用性はありましたが、どちらかというと個人店向けの印象が強く、多店舗展開を前提とした運用には不安がありました。これから出店を加速したいと考える中で、「そこまで大規模でも対応できるんだ」と驚きましたし、実績としても非常に信頼感がありました。POSと希望する決済端末との連携についても、将来的に対応予定があると聞いて、長期的な視点でも「ユビレジ」なら安心して使い続けられると思い、導入を決めました。

▲東京ドームシティ店は客席が
全体的にゆったりと配置されている
▲窓側の席からの眺めがとても開放的。
夜になると美しい夜景が堪能できるそう

個別に注文できる楽しさを提供、バイキング形式でも4割以上が利用するQRオーダーの柔軟性

バイキングにQRオーダーを掛け合わせた点がとてもユニークだと感じました。どのような意図があってのことなのでしょうか。

相磯様:基本的にバイキングというのはセルフサービスが前提なので、その分、人件費などのコストを抑えられるというメリットがあります。ただ「いろは」では、ただのバイキング業態ではなく、“選ぶ楽しさ”や“食体験の幅”を提供したいという想いがありました。

そこで東京ドームシティ店では、バイキング形式に加え、寿司や麺類などの追加オーダーを楽しめる「いろはプラン」をご用意しました。一品ずつご注文を受けてから調理することで、出来立ての美味しさや特別感を演出し、より豊かな食体験をご提供しています。バイキングの魅力は、お客様がご自身のペースで食事を楽しめることですが、その価値を損なうことなく、QRオーダーによって“好きなタイミングで出来立てを選べる”という「新しいバイキングのスタイル」を実現しました。実際に「いろはプラン」は全体の4割のお客様に選ばれていて、バイキングでありながら“注文もできる”という体験が、多くのお客様の満足度につながっていると感じています。

こうした“選ぶ楽しさ”や“自分のタイミングでの注文”を大切にする体験設計は、“非日常で美味しい「トキ」を求めて”というコンセプトともリンクしています。特別な時間を彩る夜景とともに五感で味わう至福のひとときをお届けするために、従来のように店員を呼んで注文するのではなく、お客様ご自身のスマートフォンからスムーズにオーダーできる「ユビレジ QRオーダー&決済」を導入しました。

▲「いろはプラン」では、寿司や珍味など、バイキングに並んでいないメニューが注文できる

「ユビレジ QRオーダー&決済」を活用するメリットをどのように感じていますか?

相磯様:クラウドPOSと一体で、QRオーダーまで自社開発している会社は実は少なく、多くのサービスは別会社のQRオーダーを自社のPOSと連携しているケースがほとんどです。その分、運用が煩雑になったり、ランニングコストが倍かかったりすることもあります。ユビレジはPOS・ハンディ・QRオーダーをすべて自社で展開していて、機能連携もスムーズ。導入も運用も無理がなく、コスト面でも非常に助かっています。

運用面ではいかがでしょうか?

相磯様:ユビレジのQRオーダーは、操作が非常にシンプルで、なおかつアレンジが効くのが特徴です。豊洲店で導入した当初は気づきませんでしたが、東京ドームシティ店の立ち上げ時に他社製品と比較して、その汎用性の高さを改めて実感しました。

たとえば、QRコードの下に説明文を印字できるのですが、他社では文字数制限があって細かい情報は載せられない場合もあります。ユビレジはそうした制約がなく、自由度が高いので非常にありがたいです。

また、東京ドームシティ店では追加オーダーの種類がとても多いので、御鮨・揚げ物・珍味・グリルなど、ジャンルごとに分けて、異なるメニューページを作成していて運用しています。これも他社と見比べた時にユビレジが柔軟にできる点でした。飲食と言っても業態によって求められる構成は違いますし、こうした柔軟な対応ができる点でも、ユビレジは非常に相性がいいと感じています。

▲QRコードのほかに、利用時の注意事項や、利用終了時刻などが印字できる

注文のセルフ化でホール業務を効率化。少人数でも「行き届いた接客」を実現

店舗オペレーションやスタッフ体制はどのようにされていますか?

相磯様:バイキング業態では、仕込みや補充、食材の準備など、営業前の厨房作業が多く、ここはDX化が難しい領域でもあります。ただし、その準備が整っていれば、営業時間中は常にフル稼働というわけではありません。厨房の人員はある程度必要ですが、大幅な削減は現実的ではないと考えています。

一方で、「ユビレジ QRオーダー&決済」を導入した効果を最も大きく実感するのが、ホールスタッフの業務です。注文はお客様ご自身のスマートフォンから行っていただけるため、スタッフが呼び止められて対応するような場面はほとんどありません。オーダーを取りに行く必要がないため、ホールスタッフは料理の提供やドリンクの提案など、“こちらから仕掛ける接客”に注力できます。その結果、スタッフ数が少数でも、お客様からは「きちんと対応してもらえた」と感じていただける、質の高い接客が実現できています。

操作対象を絞った“選択的な教育”で、70人中5人のみ指導

スタッフへの操作教育については、どのように対応されていますか?スタッフの方の反応はいかがですか?

相磯様:ユビレジのUIは非常にシンプルで、どの製品も直感的に操作できます。スタッフは若い方が多く、日頃からiPhoneやiPadに慣れているので、そういった意味でも感覚的に使いこなしてくれていると感じます。

また、当店ではスタッフ全員に全てのユビレジ製品の操作を教えることはしていません。POSレジ操作は受付や管理業務に関わるスタッフのみに限定して教えています。ホールでお客様対応をするスタッフなど、実際には使わない人に全てを教える必要はないと考えていますし、ユビレジの製品はそこを切り分けても、特に業務に支障がありません。その点で教育の負担はかなり軽減できています。

たとえば、東京ドームシティ店では約70名のスタッフ数が在籍していますが、「ユビレジ」の操作をこちらから教えたのは、たった5人だけです。これまで蕎麦店などの業態では、1店舗あたり20人近くのスタッフに対して全員にツールの使い方を教えていたので、それと比較しても負荷が圧倒的に少なくなりました。

その他、業務効率化や導入後の効果を実感された点があれば教えてください。

相磯様:一番驚いたのは、こちらから「こんなことできますか?」と相談すると、「できます」と即答いただけることが多い点ですね。それだけ製品の汎用性が高く、細かいアレンジにも柔軟に対応していただける印象があります。

たとえば、バイキングは時間制であるため「各テーブルごとの滞在時間を把握したい」という要望がありました。「ユビレジ ハンディ」には画面で各席の滞在時間を表示できる機能がもともとあるのでそちらを活用しています。さらに、「テーブル単位で注文を管理したい」という場合には、あらかじめレシートを発行しておくことで管理が可能になる、という提案もいただきました。また、QRコードの印字内容についても、「お客様ごとに異なる説明文を加えたい」といった希望にも対応できる設計になっており、我々のような時間制・コース制を取り入れているバイキング業態には非常にフィットしていると感じています。

▲入口のカウンターでは「ユビレジ ハンディ」を活用して座席とお客様の滞在時間を管理。
「ユビレジ」に切り替えてお会計も同じiPadでできる

“お客様からの質問が減った”という、実は大きな導入効果

お客様の体験面で変化を感じた点はありますか?

相磯様:他社のQRオーダーシステムを使っていた時は、お客様から使い方に関する質問が非常に多かったんです。それが、ユビレジに変えてからは、質問をほとんど受けなくなりました。お客様がスムーズに注文できるのは、店舗側の負荷軽減にもつながりますし、“体験の質”を高めていると感じています。

お客様が迷いなくお使いいただけてる、というのは非常に嬉しいお言葉ですね!

最後に、他の飲食店にユビレジをおすすめするとしたら、どのような点を推されますか?

相磯様:まず第一に、「とにかく簡単であること」ですね。飲食店を始めようとする方が、いきなりQRオーダーまで含めて検討することって、あまり多くないと思うんです。でも、ユビレジはQRオーダーも含めてとても扱いやすく、導入のハードルが低いと感じています。

「ユビレジ」の管理画面も直感的に使えますし、「こういうふうに店舗を変えていきたい」と思ったときに、たとえばメニュー構成を変えたりするような場面でも、ユビレジならスピーディに対応できます。他社のPOSレジだと、その都度別のシステムを導入しなければいけなかったり、機能の追加に時間やコストがかかったりすることもあります。その点でも、「ユビレジなら将来の変化にも柔軟に対応してくれる」と、とても心強い存在になると思います。

本日はありがとうございます。引き続きユビレジをよろしくお願いします。
▲サラダ、揚げ物、ご飯や麺もあり、
誰が来ても楽しめる。
デザートは見ているだけでも楽しい

海鮮バイキングいろは 東京ドームシティ ミーツポート店

住所

東京都文京区後楽1-3-61 ミーツポート5F

電話番号

050-1751-4567

営業時間

Lunch Time 11:00~16:00(最終入店 15:00)
料理・ドリンクラストオーダー 15:30

Dinner Time 17:00~22:30(最終入店 21:00)
料理・ドリンクラストオーダー 22:000

定休日

施設に準ずる

バイキング レストラン 多店舗展開
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