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【最新版】居酒屋メニュー完全ガイド|人気定番メニューから最新トレンドまで

お役立ち情報居酒屋開業・経営飲食店

居酒屋メニューには「集客力」と「収益性」の両立が欠かせません。そのためには定番・トレンド・オリジナリティのバランスを意識することが大切です。

この記事では、2025年の外食業界の動向から、人気の定番メニュー、最新トレンド、原価率の考え方、成功のポイントまでを解説します。

最新の飲食業界の動向は?

日本の外食産業はコロナ禍を乗り越え、成長を続けています。一般社団法人日本フードサービス協会の調査によると、2023年度の市場規模は24兆円超(前年比約120.2%)、2025年6月のデータでも売上が106.0%と堅調な伸びを維持しています。(※1)

近年の外食産業の成長を支える大きな要因が、訪日外国人によるインバウンド需要です。

日本政府観光局(JNTO)によれば、2024年の訪日外国人数は年間3,600万人を超え過去最高を記録。各地で和食を中心に外国人対応を強化する居酒屋も増えています。(※2)

一方、国内市場では物価高騰や若者の居酒屋離れ、家飲み増加など逆風も存在します。ぐるなびのアンケート調査では、消費者が飲食店に求めるのは「お得感・特別感・利便性」であり、キャッシュレス決済やポイント付与も重要な集客要素になっています。(※3)

居酒屋も他店との差別化を図るために、メニューの見直しやサービスの改善に取り組むことが求められていると言えるでしょう。

出典元

※1: 一般社団法人日本フードサービス協会 / データから見る外食産業 https://www.jfnet.or.jp/data/data_c.html

※2:JNTO / 訪日外客数の推移 https://statistics.jnto.go.jp/graph/#graph–inbound–travelers–transition

※3:ぐるなびPRO / 外食データチェック https://pro.gnavi.co.jp/magazine/t_res/cat_3/a_4425/

居酒屋メニューの最新トレンドは?

2025年の居酒屋メニューのトレンドとしては「SNS映え」「健康志向」「インバウンド向け和食」の3つが注目されています。集客力を高めるには、これらをうまく取り入れることがポイントです。

トレンド①:健康志向メニュー

健康に配慮したメニューは、幅広い層のお客様に喜ばれますが、特に高たんぱく・低脂質・低糖質などのヘルシーなメニューは、筋トレや美容を意識する層に非常に人気です。

例えば、

  • タンパク質たっぷりのだし巻き卵
  • もずく酢などの酢の物
  • 焼き鳥や魚の一夜干しなどの焼き物

お酒と一緒でも「罪悪感なく楽しめる」料理を揃えて、幅広いニーズに応えましょう。

トレンド②:インバウンド向け和食メニュー

訪日外国人の増加により、和食系の居酒屋メニューも注目されています。海外でも人気の日本食を居酒屋風にアレンジしたり、ボリュームのあるメニューを用意したりすることもおすすめです。

例えば、

  • 寿司や天ぷらなどの定番和食メニュー
  • おにぎりやカツカレーなど海外SNSで人気の日本食

さらに、多言語メニューや外国語を話せるスタッフがいれば、初めての訪日客も安心。リピーター外国人向けの工夫も大切です。

トレンド③:SNS映えメニュー

トレンドは色々と変化していますが、やはりなんといってもSNS映えは外せない要素になっています。写真映えするメニューは、特に若い世代に人気です。華やかな食材や個性的な器を使うと、お客様がSNSでシェアしてくれ、集客につながります。

例えば、

  • 肉汁滴る赤身ステーキ
  • 黄身とろける半熟卵のせポテトサラダ
  • カラフルなフルーツ入りサワー

居酒屋らしい定番メニューも、トッピングや盛り付けなどの工夫次第でSNS映えを目指すことができます。

居酒屋の定番メニューとは?

居酒屋のメニューに欠かせないのが「枝豆・唐揚げ・焼き鳥」といった定番料理です。これらは幅広い年代に好まれ、注文される確率が高いため、どんなお店でも安定した人気を誇ります。

定番メニューをしっかり揃えておくことで、お客様に「この店なら間違いない」という安心感を与えられます。その結果、初めて来店した方でも気軽に注文しやすくなり、再来店やリピーターにつながりやすくなるのです。

ただし、定番料理をそのまま出すだけでは他店との差別化が難しいため、ちょっとした工夫も重要です。例えば、枝豆にトリュフ塩、ペペロンチーノ風などの味付けを加えるなど、アレンジ次第で「この店ならでは」の魅力を演出できます。

定番の安心感とオリジナリティの両立こそが、居酒屋メニュー作りの基本といえるでしょう。

居酒屋メニューの理想の原価率は?

居酒屋メニューの理想的な原価率は30%前後と言われています。利益とサービスの品質を両立するためには、この割合が適切だとされているのです。

居酒屋は、薄利多売で回転率を上げるスタイルの業態です。しかし、利益を出そうと原価率を抑えすぎると、顧客満足度の低下やリピート率の低下を招きかねません。

図の通り、原価率は高めでも集客力がある「集客メニュー」と、原価率を低く抑えた「収益メニュー」をバランスよく取り入れることが大切です。

すべてのメニューの利益を抑える必要はありません。メニュー全体の原価率を平均30%に抑えることを目指すのが、居酒屋メニュー作りを成功させるポイントなのです。

利益率が高い居酒屋メニューは?

枝豆や冷奴、粉ものなどは、原価が低く利益率が高いメニューです。利益を確保するためには、低コストかつ人件費のかからない簡単調理が基本です。

しかし、味付けやトッピング、盛り付けによって、他店との差別化をすることもできます。工夫次第で、お客様に「この店の定番メニューは一味違うね」と言われるようなオリジナリティを演出することもできるのです。

ここからは、利益率が高い居酒屋メニューの例をご紹介します。

1.定番のスピードメニュー

一杯目の口取りとして選ばれることが多い簡単なおつまみ「スピードメニュー」は、原価率を低く抑えて、利益を確保できるメニューです。

原価率を10〜20%程度に抑えやすい上に、ほとんど調理する手間なく提供できるため、人件費の節約にもなります。

メニュー例

  • 枝豆
  • 冷奴
  • たこわさ
  • 冷やしトマト・冷やしピーマン
  • ポテトサラダ

2.副産物活用メニュー

原価率を下げるには、食材の副産物を活用したメニュー作りも効果的です。食材を無駄なく使うことで、実際の原価率を抑えられるためです。

こうした料理はコスト削減だけでなく、お店ならではの個性を出せる点も魅力です。

メニュー例

  • 鶏皮ポン酢
  • 砂肝の塩焼き
  • 豚バラ端材のキムチ炒め

3.〆(しめ)メニュー

お酒の後に食べたくなる〆のメニューは、原価率を抑えやすいのが特徴です。トッピングや盛り付けを工夫すれば見た目も華やかになり、飲酒後の満足度をさらに高められます。

メニュー例

  • おにぎり・お茶漬け
  • 卵かけご飯
  • 和風アイスクリーム

集客力のある居酒屋メニューは?

お店に呼び込むメニューとは、原価率が高くても「食べたい!」と思わせる魅力のある料理です。特に、お店の名物やSNS映えする一皿があると、お客様の満足度が上がり、リピーターや新規客の獲得につながります。

お店ならではの看板メニューには、あえて高級食材を使ったり、仕込みや盛り付けに手間をかけたりするのが効果的です。特別感のある料理は「この店に来ないと食べられない」という印象を与え、集客力を大きく高めてくれます。

続いては、集客力のある居酒屋メニューの例をご紹介します。

1. 名物料理・大皿系メニュー

見た目のインパクトやボリューム感で集客を狙えるメニューです。大皿系の料理はグループ客の注文にも応えることができ、満足感を演出できます。

メニュー例

  • 刺身盛り合わせ
  • 骨付き肉の豪快グリル
  • ジャンボ唐揚げ
  • メガ盛りポテトフライ

2. 贅沢食材を使った料理

食材にこだわることで原価率は上がりますが、特別感を演出してリピーターや訪日外国人客を惹きつけます。誕生日や記念日利用にも効果的です。

メニュー例

  • 和牛ステーキ
  • 肉寿司
  • ウニやいくらを使った小鉢
  • 季節の生牡蠣

3. 鍋・鉄板料理

シェアして楽しめるため、大人数利用で一気に客単価を伸ばせます。冬場の集客にも強いメニューです。

メニュー例

  • もつ鍋、海鮮鍋
  • チーズタッカルビ
  • 鉄板餃子・ホルモン焼き

4. SNS映え・話題性メニュー

広告費をかけずとも、投稿やシェアで拡散されるメニューは、原価率が高くとも集客効果は抜群です。鮮やかな色合いや動き・ボリューム感がポイントです。

メニュー例

  • こぼれうに寿司・こぼれいくら丼
  • 卓上で仕上げる炙り寿司
  • カラフルなカクテル・フルーツドリンク

売れる居酒屋メニューはどうやって分析する?

より確実に売れる居酒屋メニューを作るには、データを活かした分析が欠かせません。そこで役立つのがPOSレジのデータです。

売上データをもとに分析すれば、どのメニューを残すべきか、どのメニューに工夫を加えるべきかが分かり、経営判断をしやすくなります。

POSレジの分析機能とは?

POSレジを使えば、たとえば「よく売れる人気メニュー」と「あまり出ないメニュー」を一目で把握できます。さらに、時間帯や曜日ごとの注文傾向も数字で確認できるため、「金曜の夜に強い料理」「週末に売れる一品」などを見極められます。

こうした情報を活用することで、効率よくメニューを入れ替えたり、原価率や利益率のバランスを整えたりすることが可能になります。

POSレジシステムを活用して、日々の数字からヒントを得ながら、お店ならではのオリジナルメニュー作りに役立ててください。

詳しくはこちらのページをご覧ください。
POSレジとは?(POSシステム) | タブレットPOSレジならユビレジ

居酒屋メニュー成功のカギは「定番+トレンド+オリジナリティ」

居酒屋メニュー作りの成功のポイントは「定番+トレンド+オリジナリティ」のバランスです。

定番メニューで安心感を提供しつつ、トレンドメニューで話題性を生み、オリジナリティのあるメニューでリピーターを増やす。さらにインバウンド需要への対応や、特別感のあるコンセプトづくりを取り入れれば、競合との差別化につながります。

居酒屋業界を取り巻く環境は厳しい部分もありますが、工夫次第で新しいお客様を呼び込むチャンスはまだまだ大きいはずです。データを活用して、客層に合った工夫を取り入れることで長期的な集客につなげましょう。



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