無料で使える飲食店オーダーアプリはある？試しに導入する際の選び方

オーダーアプリとは、飲食店で注文業務を効率化するスマートフォンやタブレット向けアプリケーションです。大きく、ホールスタッフが使う「オーダーエントリーシステム」と、お客様自身が使う「店内セルフオーダーシステム」の2種類があります。

いずれもDXにより飲食店の人手不足解消に貢献することから、導入を検討する店舗が増えています。

この記事では、無料で導入できる飲食店のオーダーアプリや、導入のメリット・デメリット、サービスの選び方を解説します。オーダーアプリの導入を検討している飲食店の経営者・店舗責任者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

無料で導入できる飲食店のオーダーアプリはある？

飲食店のオーダーアプリは、「オーダーエントリーシステム」と「店内セルフオーダーシステム」ともに、初期費用や月額費用がかかることが一般的です。ただし、近年は初期費用無料で導入できるサービスも多くなっています。

価格の相場としては以下の通りです。

【オーダーアプリの価格の相場】

• 初期費用
  0～20万円程度オーダーアプリの初期費用には、導入時に必要なルーターやタブレットなどの設備の費用や、アプリの基本設定、店舗情報・メニュー登録、利用開始までの初期構築といった作業の費用が含まれます。一部のオーダーアプリの中には初期費用無料のサービスもあるものの、相場は10万～20万円が目安です。
• 月額費用
  0～5万円オーダーアプリは、初期費用とは別に毎月固定でサービス利用料を支払うサブスクリプション型のものが一般的です。月額費用の相場は、無料～5万円程度と幅広くなっています。
  

※その他費用サービスによっては、初期費用・月額費用に加えてオプション費用・サポート費用・各種手数料が発生します。例えば、モバイルオーダーシステムのサポート費用や、電子決済（クレジットカード決済・QRコード決済・各種ペイ払いなど）の手数料などが挙げられます。

オーダーアプリの利用には、初期費用・月額費用・その他費用がかかるケースがほとんどです。そのため、完全無料というよりは「初期費用無料のプランあり」「必要最小限の機能のみ無料で提供」というケースが一般的と言えます。

無料の飲食店オーダーアプリを導入するメリット・デメリット

飲食店でオーダーアプリを導入するにあたり、費用を抑えられるのは嬉しいですが、無料には無料なりのデメリットも存在します。

ここでは、無料の飲食店オーダーアプリを導入するメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

アプリ導入のハードルが下がる

無料の飲食店オーダーアプリは、導入コスト・運用コストを抑えられることから、小規模店舗や新規オープン店でも気軽に活用できるのが魅力です。費用負担を抑えながら店舗運営を効率化し、オペレーションの改善や客単価アップを実現できるでしょう。

業務を効率化・コスト削減につながる

店内セルフオーダーアプリは、顧客自身が注文内容を入力する仕組みのため、従業員の作業負荷を軽減できます。無料のアプリを活用することで、コストを抑えながら少人数での店舗運営を実現でき、新メニュー開発や丁寧な接客、イレギュラー対応など、人でなければできない業務に従業員が集中できるでしょう。

注文ミスを削減できる

オーダーエントリーシステムのアプリは、入力フォームが定型化され、オンラインで店内に伝達されるため、伝票の手書きと比べて従業員の記入ミスを低減できます。紙の伝票を紛失したり破損したりする心配もありません。

また、店内セルフオーダーアプリであれば、顧客自身が注文するため、注文ミスを減らせるのはもちろん、クレームのリスクも軽減できます。

このように、無料のアプリの活用により、顧客と店員がコミュニケーションを取る際の聞き間違いや伝え間違いを大幅に減らすことが可能です。

デメリット

機能制限がある場合が多い

無料の飲食店オーダーアプリは、有料のアプリと比較して機能が制限されることが一般的です。また、基本プランの導入費用のみ無料で、オプション機能の追加で料金が発生するサービスが多いため、完全無料で利用できるとは限りません。

サポート・セキュリティ体制に不安がある

完全無料の飲食店オーダーアプリは、サポートやセキュリティ体制が不十分である可能性があります。サポートが薄いためにトラブル発生時に十分に対応してもらえなかったり、大切な顧客データがセキュリティリスクに晒されたりする不安があります。

店舗独自のブランディングが難しくなる

特に飲食店の店内セルフオーダーアプリは、デザインやUIによってユーザーに店舗のブランドを印象づける役割があります。しかし、無料版ではカスタマイズに制限が設けられていることが一般的です。店舗独自のメニュー画面やアイコン、色味を設定できない場合があります。

無料の飲食店のオーダーアプリを試す際のチェックポイント

飲食店にオーダーアプリを導入する際、まずは無料トライアルで試してから有料プランへ移行するのも一つの手です。ここでは、無料の飲食店のオーダーアプリを試す際のチェックポイントを解説します。

チェックポイント① 必要な機能が無料プランで利用可能か

まずは、サービスの情報をリサーチして「必要な機能が搭載されているか」「無料プランでどこまで利用できるか」を確認しましょう。冒頭でお伝えしたように、オーダーアプリには「オーダーエントリーシステム」と「店内セルフオーダーシステム」の種類があります。このほかに、店内・店外どちらの注文に対応しているかの違いがあります。店舗の形態や店舗管理の課題に合わせて種類を選びましょう。

その際、無料プランではメニュー登録数に上限が設けられている場合があるため注意が必要です。また、注文受付以外にも売上データ管理・在庫管理・顧客管理・予約管理・多言語対応・オンライン決済などの機能が必要な場合は、無料で利用できる範囲を確認しておきましょう。

チェックポイント② 注文方法が難しくないか

オーダーアプリの仕様には、事前にインストールが必要な「ネイティブアプリ型」と、インストールが不要な「Webアプリ型」があります。また、アプリによってUI/UXの使用感に違いがあります。顧客やホールスタッフが注文画面や管理画面を直感的に使えて、簡単に操作できるか確認しておきましょう。場合によっては、導入後に接客のオペレーションに調整が必要となる可能性があります。

チェックポイント③ 導入・設定は簡単か

オーダーアプリの導入時、初期設定やメニュー登録が簡単に行えるかも重要なポイントとなります。さらに、初めての導入の際はスムーズに運用できるよう、アプリの操作マニュアルやサポートコンテンツが用意されていると安心です。サポートが充実したサービスを選ぶようおすすめします。

チェックポイント④ 広告表示は発生するか

オーダーアプリによっては、無料プランの利用中は画面に広告が表示される場合があります。無料で利用してコストを抑えられる反面、顧客のスマホやテーブルの専用端末に店舗イメージを損なう広告が出るリスクがないか、あらかじめ確認しておきましょう。

チェックポイント⑤ 無料プランから有料プランへのアップグレードは可能か

無料プランで試した後、本格的な稼働へ向けてアップグレードを検討する場合は、有料プランの価格をチェックしておくことが大切です。有料プランの機能や、オプション機能の価格など、導入後の運用を想定して詳しく調べておきましょう。

まずはトライアルで飲食店のオーダーアプリを試してみよう！

飲食店のオーダーアプリを導入する際は、まずはトライアルで試してみることをおすすめです。たとえば例えば、オンラインデモで操作感を確認すると、導入後の運用方法を具体的にイメージしやすくなります。

なかには無料プランを提供するサービスもあるものの、機能制限や広告表示があるケースが多く、本格的な運用に適さないことも少なくありません。長い目で見ると、機能が充実していて安心して使いやすい、有料プランの導入を前提に検討するとよ良いでしょう。

「ユビレジ」では、飲食店の業務効率化を実現するオーダーエントリーシステム「ユビレジハンディ」や、店内セルフオーダーシステム「ユビレジ QRオーダー&決済」をご用意しています。顧客の利便性を高め、回転率向上や売上アップにつなげるためにぜひご検討ください。

オーダーエントリーシステム「ユビレジハンディ」

「ユビレジハンディ」は、ホールスタッフの注文受付を効率化する、「ユビレジ」のオプションサービスです。iPhoneやiPod touchをハンディ端末としてお使いいただけます。注文管理からお会計までの流れを効率化したい場合におすすめです。

店内セルフオーダーシステム「ユビレジ QRオーダー&決済」

「ユビレジ QRオーダー&決済」は、人手不足解消やメニュー管理の効率化に貢献する、シンプルな店内モバイルオーダー・決済システムです。英語・中国語・韓国語による多言語での注文が可能で、店舗のインバウンド対応にも役立ちます。

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