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iPadレジとは?高機能で使いやすいタブレットPOSレジの紹介

レジといえばよくスーパーで見る重くて大きい機械をイメージしがちですが、今ではアプリをインストールすることでiPadをレジにできるってご存知ですか?スマートフォンやタブレットを使用し慣れている、メインスタッフが若年層の飲食店では、アレルギーなく使用を始めることができるでしょう。

iPadレジはタッチパネルで使いやすく、従来のレジとは違いスペースを取らずに気軽に持ち運べることが大きなポイントです。レジ部分をできるだけ広く確保したいというオーナーの思いにもこたえることができます。ハード面ではスリム化しましたが、利便性や使える機能などのソフト面では従来のレジよりも飛躍的に充実しています。機能を有効活用することで在庫管理や販売戦略にも活かせます。2店舗目、3店舗目の展開を考えている方や、複数店舗を経営しているが管理が大変だという悩みを持っている方に向け、今回は、そのiPadレジの特徴、機能を紹介します。

▶︎ 関連情報:多店舗展開する事業者に選ばれる理由

iPadレジとは?

iPadレジとは、iPadにPOSレジアプリをインストールして使用するPOSレジのことです。iPadレジの機能はPOSレジと同じであり、決済機能に加えて在庫管理や売上管理、顧客管理なども行うことが可能で、マーケティングツールにもなります。

iPadレジは導入コストが低く、ランニングコストも低く抑えられます。予算の関係でPOSレジシステムを導入できない小規模店舗でもiPadレジなら手軽に導入でき、店舗経営に大きく貢献します。

iPadレジは周辺機器と組み合わせると自由にカスタマイズすることができ、最小限の費用で理想のPOSレジシステムが完成します。主な周辺機器にはレシートプリンターやキャッシュドロワ、バーコードリーダーなどがあり、これにネットワーク機器を接続するとPOSレジとして使用できるようになります。

iPadレジはクラウドでデータ管理を行うため、導入時にPOSサーバーは不要です。省スペースに設置できますので、小さな飲食店や美容室などは限られたスペースを有効活用できます。iPadレジはiPadの端末を使用するため持ち運びが容易で、キッチンカーなどの移動販売、訪問美容サービスや訪問販売などにも対応可能です。

iPadレジの特徴

iPadレジの特徴(関連情報)はたくさんありますが、従来のレジと大きく異なるのは以下の点です。

  • スペースを取らない
  • 持ち運びが可能
  • 導入コスト、運用コストが安い(※プラン、オプションによる)
  • データをクラウド上で管理でき、どこからでもアクセス可能
  • 画面が視認しやすく、操作が簡単
  • リアルタイムで売上の確認ができる
  • 登録メニューの変更などがスムーズにできる
  • スタッフの出退勤など売上以外の管理も可能


このように、いままで時間がかかって手間だった作業を大幅に削減することができます。飲食店を始める際は、まず立上げ1店舗です。店舗が拡大するにつれ、売上管理も大変になり、POSシステムを導入したり、システム連携、変更などコストがかかる場面が増えていきます。iPadレジならば、今後の店舗拡大にも対応が可能なため、コスト面での貢献も大きいでしょう。

加えて、クレジットカードの扱いやレシートの発行など、従来のレジで利用できる機能も搭載しています。さらには、勤怠管理などのアプリも出てきており、売上管理のほか人件費管理などの運営管理そのものが、パソコンを開く手間なく管理、確認ができるようになっています。

iPadレジの多様な機能とは

iPadレジの機能はインストールするPOSレジアプリや周辺機器によって異なりますが、多種多様な機能(関連情報)が搭載されています。

クレジット決済

クレジットカードリーダーを併用することでクレジットカード決済も簡単に導入可能です。周辺機器のクレジットカードリーダーがあるとクレジットカード決済が可能になり、お客様はクレジットカードで支払いができます。SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーやApplePay、デビットカードによる決済も可能で、多彩な決済方法(関連情報)に対応できます。

商品管理

商品情報を瞬時に登録でき、価格も変更可能です。いつまでも夏のメニュー設定になっていたり、商品名が変更できていなかった場合でもすぐ対応できて、商品展開のスピード感を出すことが可能です。また、店舗ごとに管理できるため、売上データなどから店舗によっては商品の金額を変えたり、品数を変えたりといったことができます。

在庫管理

商品の在庫数がリアルタイムでわかるため在庫の管理が簡単になり、コストカットの指標も管理しやすくなり、仕入の調整や価格の変更など、売上を最大化させるためのツールとして活用できます。棚卸に使っていた時間を大幅に削ることができます。

売上管理

現在の売上がクラウド管理されているので、リアルタイムの売上集計が可能です。日別売上や月別売上、時間帯別売上など様々な売上分析をすることができ、結果はグラフや数値で表示されます。これらの結果を分析することで、マーケティング戦略立案に大きく貢献します。また、これまで資料作成に追われていた時間を、データ分析し改善方法を考える時間に回すことができ、閉店前のタイムサービスの開催など店舗運営が活発化できます。

顧客情報管理

お客様の来店歴や注文いただいた商品、ご利用料金などの管理ができます。予約から来店いただく際には、おもてなしの体制として万全を期すことができ、リピーターの獲得だけでなく、既存のリピーターのさらなる満足度の向上にもつながります。

このように、一般的なレジではできない機能が多数搭載されています。売上管理は毎日の営業終了後に行う作業ですが、iPadレジであれば簡単に行うことが可能です。数字の管理も自動的にクラウドサービスで共有されるので、自分で記入する手間が省けます。また、権限を与えれば、従業員一人ひとりが売上を含め店舗の運営状況を確認できるため、意識改革にもつながることもあるでしょう。

一方、アプリによって異なる主な機能は以下です

勤怠管理

スタッフの出勤、退勤の記録とともに、時給と人件費管理もできます。あまりいい話ではありませんが、閑散期の人件費管理もこれまでよりも容易に行えるでしょう。

発注管理

取引先ごとにそれぞれ発注方法が違う場合でも、一元管理でき手間なく取引先に合わせた形での発注が可能になります。

座席管理

店舗の予約管理も行うことができ、それに合わせた残席管理が可能です。繁忙期のダブルブッキング防止や、テーブルの回転数の最適化が容易にできます。また、経験の浅いスタッフでも予約を受けることができるので、予約管理ができるスタッフに代わるまで電話を待たせ電話が切れたなどの機会損失や、お客様を待たせるという接客満足度低下の改善も可能です。

各種ポイントとの提携

リクルートポイントや楽天ポイントなどとの連携もあり、集客面でのメリットもあります。

このように、これまでは会計上のツールでしかなかったレジが、営業面や管理面でも活用ができるようになります。1店舗目が成功し、2店舗目とスピード感早く展開していくと、人件費の管理も大変です。50名以上のスタッフをタイムカードや日報で管理している飲食店もいまだに多くあります。課題解決ができるツールとして、iPadレジを活用するのも経営戦略上おススメです。また、複数のソフトやシステムでバラバラに管理している場合も、アプリによっては連携が可能なのですべてを無駄にせずに済むというところも魅力です。

iPadレジの月額費用、初期費用について

月額費用

iPadレジは初期費用や月額費用が無料で導入できるものもあり、月額費用が必要な場合でも1万円程度ですので、ランニングコストがほとんどかかりません。店舗の状況に合ったアプリを導入することができるので、初期段階からの利用は非常にメリットがあります。また、ケータリングサービスやイベントへの参加も持ち運びが便利なので容易にでき、販売経路拡大に向けた動きもアクティブにできます。

初期(導入)費用

一般的にPOSレジシステムを導入するには60万円から100万円以上のコストがかかります。もっとシンプルに、単純にレジとしてだけの機能のものだと数万円というものもありますが、今後の事業拡張などを考えるとやや物足りないところです。その点iPadレジだと導入コストを格段に低く抑えられます。フル装備でも端末代込みで5万円〜20万円ほどですので、資金力が乏しい小規模店舗でも容易に導入することが可能です。

iPadの端末さえあれば最低限の機能を使用することができ、iPhoneで代用することも可能です。iPadの端末価格は9.7インチで3万〜4万円前後ですので、手頃な費用でiPadレジを導入できます。汎用機のため中古で手にいれることもできますし、他の利用手段があるのもありがたいでしょう。

iPadレジにはいろいろな周辺機器があり、周辺機器を使用することで様々な機能が使えるようになります。日本では現金払いが主流ですので、現金を収納できるキャッシュドロアがあると便利です。キャッシュドロアの価格は8千円程度になります。決済時にレシートを発行したい場合はレシートプリンターが必要になりますが、レシートプリンタの価格は3万円程度です。現金を収納するキャッシュドロアとレシートプリンタが一体になったものだと5万円程度になります。

バーコードリーダーがあると決済が楽になり、商品管理や在庫管理などを行えるようになります。バーコードリーダーの価格は3万円程度ですが、キャッシュドロアやレシートプリンターが一体になった機器もあります。バーコードリーダーとレシートプリンター、キャッシュドロアが一体になった機器の価格は8万円前後で、これがあるとiPadレジの機能をフルに発揮できます。

おすすめのiPadレジサービスを紹介!

Ubiregi(ユビレジ)

ユビレジはiPad発売年(2010年)に、いち早くリリースされたiPad POSレジシステムです。飲食店からの人気が高いiPadレジサービスで、多くの居酒屋やカフェ、ビアレストラン、ファミリーレストラン(関連情報)などがユビレジを導入しています。ユビレジを導入することで、飲食店の人手不足の解消や人件費の改善、コスト・利益の改善などに大きく貢献します。導入コストも安価で月額費用は0円から6,900円(関連情報)です。

ユビレジは操作性が抜群に優れていることが特長で、従業員は直感的な操作で簡単に使用できます。予約管理システムやクラウド会計ソフトなどのいろいろなサービスと連携させることができ、機能性も優れています。特にクレジットカード決済サービスとの連携が優れており、スムーズに決済処理ができます。STORES 決済や楽天ペイによる決済にも対応しています。

実はあの人気店でもユビレジが導入されています

Little Darling Coffee Roasters 様

従来型のレジスターは売上の後追いができず分析もできませんでしたので、このお店をオープンする際も自然の流れでユビレジさんにお願いしました。

BESIDE SEASIDE 様

会社として、まず1店舗で試して使い勝⼿の良さを実感、その後導⼊店を増やしていきました

お店の規模・店舗数・用途に合ったレジ選びを

いかがでしょうか?

iPadのレジ選びの基準は、使う機能はもちろんお店の規模や店舗数です。アプリによっては1店舗・端末・アカウントごとの値段が異なります。レシートプリンタ・キャッシュドロワなどの機器は動作保証の関係もあり、事前に価格やiPadとの連携方法を調べておくことをおすすめします。

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