バーコードには多彩な種類があり、それぞれの特徴は異なります。適切なバーコードを使い分けることで、店舗の業務効率化につなげることができるでしょう。
バーコードのなかでも、量り売りの会計やキャンペーン時の価格変更などに対応しやすいのがNonPLU(Non Price Look Up)バーコードです。今回は、NonPLUバーコードの基礎知識や、対応しているPOSレジについてご紹介します。
NonPLUバーコードとは
NonPLUバーコードとはどのようなタイプのバーコードなのでしょうか。ここでは、NonPLUバーコードとほかのバーコードとの違いや、NonPLUバーコードのメリットについて解説します。
NonPLUバーコードとほかのバーコードの違い
NonPLUバーコードについて知る前に、基本的なバーコードの種類について確かめておきましょう。バーコードには、JANコード、ITFコード、CODE128、UPCコード、2次元コード、PLUコードなど、さまざまな種類があります。
JANコード
日本において幅広く使われているバーコードです。JANは「Japan Article Number」の略で、基本的に13桁か8桁の数字が使われています。ITFコードは太さが異なるバーを組み合わせて作られているバーコードです。特に物流の現場で利用されています。
CODE128
128文字のアスキーコードの組み合わせを表せるバーコードです。4種類のサイズのバーで構成されています。UPCコードはアメリカやカナダで使われているバーコードです。JANコードはUPCコードをもとにして作られたといわれています。
2次元コード
厳密にいうとバーコードとは異なるコードです。バーコードは横方向のみに情報を持ちますが、2次元コードは縦と横の両方向に情報を持てます。その分、記録可能な情報量が多いことが特徴です。
PLUコード
価格を調べることができるバーコードです。PLUは「Price Look Up」の略となります。上記でご紹介したJANコードは商品の価格データを含んでおらず、読み取っても商品自体の価格をチェックできません。PLUコードは、読み取ることで店舗のデータベースにアクセスし、紐づけられた商品の価格を確かめることができます。
さらに、バーコード自体に価格情報が記されているものはNonPLUバーコードと呼ばれます。読み取った際に価格検索を行わず、バーコードに記録された価格をそのままレジ画面に表示します。
NonPLUバーコードはプリフィックス(=先頭に付加するコード)・商品コード・チェックデジット・価格などで構成されています。同じ商品であっても量や個数などで価格を変えたい場合は、NonPLUバーコードを活用することがおすすめです。
NonPLUバーコードを利用するメリット
NonPLUバーコードは量り売りに対応しやすいことが大きなメリットです。商品自体のデータは同じでも、量や長さ、個数などに応じて、一つひとつの価格設定を自由に変えることができます。生鮮食品や総菜などの量り売りも、NonPLUバーコードで価格を管理しやすくなるでしょう。特売やキャンペーンなどで価格を頻繁に変更する場合にも、迅速に対応できるようになります。
NonPLUバーコード活用シーン例
惣菜や肉などの量り売り
パックや袋詰めの生鮮食品
アイテム数が多い雑誌や書籍
POSレジの選び方とNonPLUバーコードの一般的な設定方法
POSレジを導入する際は、自店舗に合う製品を見つけることが重要です。導入後、NonPLUバーコードを使う際は事前に設定を行いましょう。
POSレジの選び方
どのPOSレジを選ぶかによって、会計や商品管理など、さまざまな部分の効率が変わってきます。自店舗の求める機能や端末を使用できるサービスを選びましょう。サービスによっては、タブレットやPC、スマホなどをレジとして使えることがあります。所有しているタブレットやスマホなどにアプリを入れるだけで使えるレジなら、導入価格を抑えることも可能です。
また、POSレジによって操作性やオプション機能は異なります。直感的な操作で使えるタイプなら、レジ研修の時間を少なく済ませることができ、教育にかかるコスト削減につなげられるでしょう。オプション機能についても、店舗に必要なものを利用できるか確認することが重要です。
NonPLUバーコードの一般的な設定イメージ
POSレジでNonPLUバーコードを使いたいときは、設定からNonPLUバーコードの利用をオンにしましょう。一般的に、デフォルトの状態ではオンになっていない場合が多いためです。
また、事前に商品ごとにコードを割り振った上で、カテゴリーや商品名、価格などを入力しておく必要があります。併せて設定を済ませておきましょう。
NonPLUバーコードを活用するなら「ユビレジ」がおすすめ!
NonPLUバーコードを使うと、量り売りにも対応しやすくなります。量や長さ、個数などで値段を変えて売りたいときは、ぜひ活用してみましょう。ただし、事前に店舗のレジがNonPLUバーコードに対応しているかどうか確認する必要があります。
NonPLUバーコードに対応のPOSレジをお探しなら、ぜひ「ユビレジ」をご検討ください。簡単な設定でNonPLUバーコードをご利用いただけます。また、飲食業向けの「ユビレジ ハンディ」や小売業向けの「ユビレジ 在庫管理」など、さまざまなオプションもご用意しています。プランの詳細について気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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