
ハイボールは2009年の日本で爆発的なヒットが起こって以来、今も人気が衰えない居酒屋定番のアルコールメニューです。アルコール飲料なのに健康にもよいとされ、家飲みでハイボールを飲む人も増えています。
そこで今回は、ハイボールに合う料理やハイボールメニューにこだわる理由、そして色々なハイボールメニューについてご紹介していきます。
ハイボールとは?

日本でハイボールと呼ばれるものは、ウイスキーを炭酸水で割った飲み物のことを指すのが一般的です。しかし、ハイボールの元々の意味はリキュールやスピリッツなどのアルコールをソーダ、トニックウォーターなどの炭酸水、もしくはアルコールの含まれていないジュースなどの飲料で割ったカクテルの一種のことを言います。
ハイボールの語源についてはアメリカの鉄道で使用されていたボール信号からきているという説や、イギリスのゴルフ場でたまたまそばにあったチェイサーにウイスキーをあけて飲んでいたところに、高くあがったゴルフボールが飛んできた(=ハイ・ボール)からなど、諸説あります。
日本における一般的なハイボールの作り方は、氷いっぱいにいれたグラスにウイスキーと炭酸水を1 : 4の割合でいれ、最後にカットレモンを絞るだけの至ってシンプルなものです。ハイボールは簡単につくることができるだけでなく、使うウイスキーや割もの次第では原価も比較的安価に抑えることができます。
ハイボールは炭酸の喉越しも良くプリン体も含まれていませんので、プリン体を気にするビール好きから絶大な指示を得ています。また、カクテルなど甘いものを苦手とする人もハイボールの味なら美味しいと感じる方も多いことから、男女問わず人気のアルコール飲料とされています。
ハイボールとあう料理とは?

ハイボールには、若干の「甘味」や「苦味」「爽やかさ」などの特徴を持っています。
ハイボールのこうした特徴に合う料理は、唐揚げやかき揚げといった揚げ物料理がピッタリと言えるでしょう。揚げ物以外では、練り物であるたこ焼きやお好み焼きもハイボールにあう料理となります。これらの料理は味が濃いこともあるため、ハイボールの苦味や甘味がマッチして凄く合うのです。
また、キムチを使った料理や山椒やスパイスが聞いている「辛味」のある料理などにもハイボールはマッチするのでおすすめです。
さっぱり爽快な味のハイボールには、揚げ物や辛味のある料理でなくてもこってりとした料理全般に相性が良いでしょう。
ハイボールにこだわるメリット

ハイボールはウイスキーを使用することから糖質が少なく、健康的なドリンクとして注目されています。それだけではなく、ハイボールの飲みやすくさっぱりとした味わいは女性からも人気で、居酒屋などのアルコール飲料を提供するお店においては、アルコールメニューのラインナップに不可欠なメニューと言えるでしょう。ハイボールのような人気で定番のドリンクをメニューにいれておくというのは、お客様にとって喜ばしいこととなるでしょう。
定番で人気のハイボールは、ハイボールを作る際に使用するウイスキーにこだわったり割ものを工夫したりするだけで、何種類ものハイボールメニューを作ることができるメリットがあります。他のメニューに使用している飲料を活用し、人気のハイボールにバリエーションを持たせることで、さらに顧客満足度をあげることができるでしょう。他のメニューで使用している飲料を使えば、ハイボールを作るために飲料を購入する必要がないため原価も安く抑えることができます。
また、はじめにもご紹介した通り、ハイボールは大変簡単につくれるドリンクです。工夫次第でたくさんの種類を作れるハイボールですが、どのハイボールメニューも基本は同じ作り方のものが多いです。そのため、覚えるのも簡単ですので種類を増やしやすいといえます。たくさんハイボールメニューを用意しても、種類の多さから作り方を覚えられないために提供スピードが落ちてしまっては意味がありません。
ハイボールのような簡単に作れるドリンクなら覚えるのも簡単なため、たくさんの種類のハイボールメニューがあったとしても、提供スピードは落ちないでしょう。
ハイボールメニューにはこんなのがある!?

定番の「ウイスキー×炭酸水」以外にも、さまざまなハイボールを提供する店舗が増えています。
・ジンジャーハイボール
ソーダ水をジンジャーエールにかえたもので、ウイスキーの苦味がジンジャーエールによって薄まり、さらに飲みやすくなります。
・コークハイボール
こちらはソーダ水をコーラにかえたものです。ウイスキーとコーラの甘みがマッチして、クセになるドリンクとなります。
・柚子ハイボール
女性に人気のハイボールとされています。通常のハイボールに柚子酢を10mlほどいれてつくります。最後にハチミツを足して、柚子みつハイボールにするのもおすすめです。
・オレンジハイボール
ウイスキーとオレンジジュースと炭酸水を1 : 1 : 3で割ります。オレンジを薄切りに切っていれると、さらにオレンジ感を味わうことができます。
・カルピスハイボール
お酒があまり得意ではない方におすすめなのが、カルピスハイボールです。ウイスキーとカルビスの原液と炭酸水を1 : 1 : 3で入れ、氷をいれれば完成です。
・日本酒ハイボール
こちらは、ウイスキーの代わりに日本酒を使ったハイボールです。通常のハイボールと作り方は同じで、ウイスキーより飲みやすい仕上がりとなります。一捻りのメニューとして追加してみるのはいかがでしょうか。
ハイボールにおすすめなウイスキーは?

ハイボールにおすすめな定番ウイスキーをご紹介していきます。ウイスキーを色々取り揃えることでハイボールメニューを増やすのも、一つの手となります。
・デュワーズ ホワイトラベル
スコッチウイスキーの代表といわれています。飲みやすく、価格も安めとなっているため導入しやすいでしょう。
・シングルモルト ウイスキー 白州
白洲を使えば、さっぱりとしてフレッシュ爽快な気分になることが出来るハイボールを作ることができます。また、白州にはミントをいれたハイボールが合うとされています。
・竹鶴ピュアモルト
やわらかく深い味わいや、口当たりがまろやかなハイボールを味わうことができます。また、爽やかな余韻も楽しむことができます。
・I.W.ハーパー ゴールドメダル
アルコール度が40度と高いウイスキーですが、辛味や苦味などが少なく甘味の多いお酒です。口触りもまろやかなので、ハイボール初心者におすすめできるウイスキーと言えます。
ウイスキーごとにで味わいが全くかわってくるハイボール。上記でご紹介したのはほんの一部となりますので、様々なウイスキーを試しつつ、店舗の料理に合ったハイボールを作れるウイスキーを見つけてみてください。
まとめ

いかがでしょうか。
ハイボールは男女問わず多くのお客様に人気があります。それだけでなく、バリエーションも増やしやすいドリンクメニューでもあるのがハイボールです。料理や客層に合ったハイボールメニューを増やして、ハイボールファンを満足させていきましょう。