顧客管理や売上分析などが行えるPOSレジは、店舗運営において活躍します。ただし、インターネットに接続することにより、ウイルス感染の脅威にさらされるリスクもあります。レジにて管理している現金の安全性も気になるところです。POSレジを安全に使っていけるよう、セキュリティを強化する仕組みを整えていきましょう。今回は、POSレジのセキュリティ対策を実施するべき理由や、セキュリティが弱い場合に発生するトラブル、レジ周りのセキュリティを強化するポイントなどをご紹介します。
POSレジのセキュリティを強化すべき理由
POSレジのセキュリティに脆弱性が見られると、以下のようなリスクが生じます。セキュリティを強化し、レジ内の現金や顧客情報などの保護を徹底しましょう。
助現金や設備の盗難・窃盗対策
「POSレジではお釣りに使う現金や売り上げを管理しています。現金を収納しているのは、キャッシュドロアと呼ばれる引き出しです。鍵のかかるキャッシュドロアもありますが、こじ開けられたり、引き出しごと持ち去られたりする可能性も。また、外部の人間による犯行だけではなく、従業員によって現金を持ち去られるケースも考えられます。盗難や窃盗防止のためにもセキュリティ対策は必須です。
個人情報の流出対策
POSレジには顧客データの登録機能が搭載されていることが多くなります。顧客情報を分析して、店舗戦略に役立てるためです。店舗運営に役立つ重要な機能ですが、登録される情報がサイバー攻撃の標的になることもあります。情報流出を防ぐため、十分な対策が必要とされます。
個人情報はインターネットを通してクラウド上に保存されます。クラウドで管理すれば情報共有が自動的に行えるため、複数の店舗で使用するレジのデータも一元管理できます。大変便利ですが、セキュリティの穴を突いて情報が抜き取られる可能性もあるため注意が必要です。マルウェアと呼ばれる不正動作するソフトウェアがPOSレジに仕込まれると、情報の流出が起こることがある点に留意しましょう。
POSレジのセキュリティ強化を怠ることで起こりうる事態
セキュリティがおろそかになった結果、盗難や情報漏えいなどのトラブルに発展することがあります。そうした場合、店舗の信用が傷つくだけでなく、思わぬコストが生じることも。どういった事態が起こりうるかを確かめておきましょう。
社会的信頼の失墜
お客様の個人情報が流出した場合、企業の信頼は大きく損なわれます。情報流出が発生した店舗は安心して利用できないと考えるお客様も多いはずです。お客様に限らず、取引先との信頼関係にも影響する可能性もあります。
損害賠償の発生
顧客情報として、氏名や年齢、性別、電話番号、住所などが登録されることがあります。お客様の個人情報が流出した場合、流出した情報が悪用されることがあります。
また、レジによっては決済で使用したクレジットカード情報が盗まれてしまう可能性があります。クレジットカード決済を導入する場合は、カードに関する情報漏えいにも配慮しなければいけません。
流出した情報で実害が発生した場合、損害賠償に発展するケースもあるため注意が必要です。社会的信頼を損なうだけではなく、賠償金支払いや罰則などを科せられます。加えて、お客様や取引先などからのクレームが殺到し、対応に追われる事態も考えられます。業務効率低下にもつながるでしょう。
経営状況の悪化
セキュリティ対策を怠ることで店舗にトラブルが発生すると、店舗やブランドイメージに対する評判が悪くなり、顧客離れが発生することがあります。加えて、トラブル対応の間は通常の営業を行うのが難しく、業務が停止することも。結果として、売り上げの減少を引き起こす可能性があります。
POSレジのセキュリティ対策
POSレジを安全に使用するためには、パスワード設定やカメラの設置などで防犯することがおすすめです。できる限りの対策を講じて、リスクを軽減しましょう。最後に、POSレジのセキュリティを強化する方法についてご紹介します。
パスワードの設定
POSレジを使用するタブレット端末やPCには、パスワードを設定することが重要です。パスワードを知っている人だけがレジを操作できるようになるため、不特定多数が情報を閲覧する可能性をなくせます。
POSレジのなかには、特定の機能を使用するときにパスワードや暗証番号の入力を要求することができる製品もあります。こういったタイプのレジを活用すれば、より細やかで強固な情報管理が可能になる点がメリットです。
セキュリティ対策やサポートが万全なPOSレジを選ぶ
多くのPOSレジは、セキュリティや情報流出を対策したつくりになっています。マルウェア対策をはじめ、セキュリティに関する対策がしっかりと施されているPOSレジのなかから、より安心して利用できるものを選びましょう。
POSレジがどのようなセキュリティ対策を備えているかは、ホームページやパンフレットなどで確認できることがあります。正確な情報を知りたい場合は、サービスの提供会社に問い合わせると良いでしょう。
また、パソコン型レジやタブレット型レジなどは、ウイルス対策ソフトのインストールや、最新OSへのアップデートなども、外部からの侵入対策として有効となります。POSレジの提供会社によっては、こういったセキュリティシステムに関するサポートも行っています。安全性の高さを重視するなら、適切なサポートを行う会社を選ぶことも大切です。
防犯カメラの設置
悪意のある人の行動を防ぐため、POSレジが映るように防犯カメラを設置することもおすすめです。来店する人の視界に入るような場所にカメラを設置すると良いでしょう。セキュリティの高さを示すアピールになり、犯罪の抑止効果が期待できます。
POSレジのなかには、防犯カメラと連携する機能を持つものもあります。ユビレジの場合、「Safie」と連携して会計データと映像を紐付けた記録ができる点が特徴です。Safieは、24時間撮影可能なクラウド録画カメラです。飲食店や小売店など、幅広い業種にて導入されています。工事不要で、店頭に手軽に設置できるカメラも登場しています。
ユビレジと連携すると、会計や売上の修正などが行われたとき、録画にマーキングできるフラグ機能を使えます。映像を最初からさかのぼらなくても、目印のある箇所をチェックすることが可能です。防犯のための確認作業が効率よく行えるでしょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
▶︎ 便利なクラウドカメラとは?そのメリットやおすすめサービス
POSレジの導入時にはセキュリティに配慮された製品を選ぼう
POSレジのセキュリティ対策を怠ると、重大なトラブルに発展する可能性があります。顧客情報の保護のためにも、しっかりと対策することが大切です。自社内のみでの対応が難しい場合は、サポートの充実したPOSレジを採用することもひとつの方法です。
これからPOSレジを導入予定の事業者様は、セキュリティ対策やサポートも万全の「ユビレジ」をご検討ください。上述の防犯カメラとの連携に加え、不正アクセス対策も行っています。ページアクセスは暗号化し、サイバー攻撃者からの傍受を防止。信頼性の高いサーバの運用により、データを保全します。トラブルの際は、メールや電話などによるサポートをご利用可能です。店舗に訪問して迅速に対処するオンサイト保守サポートも提供しています。詳しいセキュリティ対策について知りたい場合は、お気軽にお問い合わせください。
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