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インスタグラムでマーケティング!?インスタを活用した集客方法とは

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みなさんの店舗では、「インスタ映え」などの言葉に代表されるSNSについて意識していますか?SNSは苦手……携帯電話は電話とメールだけという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、マーケットリーダーである若い女性が持つ集客力は、全世代の男女をもひきつけるキーパーソンです。繁盛店になるためには、彼女たちの集客を目指すことが1番の近道です。つまり、多くの女性が利用するインスタグラムを活用したマーケティングを行うことは、新規客の集客やリピート化の促進につながる可能性があるため、繁盛店になるための必須条件ともいえる時代になってきました。
そこで今回は、インスタグラムについて詳しく解説した後、どのようにマーケティングとして活用していくべきかという点についてご紹介していきます。コロナウイルス感染症により影響を受けていた飲食店向けに新たなサービスも追加となっています。あわせてぜひチェックしてみましょう。

インスタグラムとは?

SNSとかかれた積み木

インスタグラム(Instagram)とは、そもそもどのようなツールなのでしょうか。すでに使っているという人も、インスタグラムが持つマーケティング的なポテンシャルについてはご存じないかもしれませんので、簡単にご紹介いたします。

インスタグラムの現状は?

インスタグラム(Instagram)とは、基本無料で写真や動画など視覚で楽しめるコンテンツが共有できるサービスです。日本では、略して「インスタ」とも呼ばれています。アメリカでサービススタートしたのが2010年、日本には2014年に上陸しました。日本上陸から5年後の2019年には、ユーザーがすでに3300万人を突破し、2023年にはその2倍以上に拡大しているという、爆発的な浸透ぶりです。

インスタグラムはSNS、つまりソーシャル・ネットワーキング・サービスです。SNSとは、ネット上の友だちとつながって文章や写真、動画などで自分を表現したり、コミュニケーションするサービスのことです。広義では人と人、人と店、人と企業をつなげるネットワークのことを指すため、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)のような電子掲示板もそれに該当します。

狭義では、情報を発信する側と受信する側が固定されていないネットワークのことを指します。たとえば、ブログは「管理人」と「読む人」に分かれます。読む人はせいぜいコメントを書く程度のため関係性が固定化しているので、SNSにはなりません。ある時には発信者になった人が、次の瞬間には受信者になり、そしてまた発信者になるという、発信者と受信者の関係性が流動的なメディアがSNSになるのです。

典型的なSNSのサービスには、TwitterやFacebook、そしてインスタグラム(Instagram)が挙げられます。食べログなどの口コミサイトも受信者と発信者の関係性が近いので、SNS的なメディアだと言えるでしょう。

どういう人が使っているのか?

インスタグラムのユーザープロフィールを見てみましょう。

2019年06月07日のMetaのインスタグラムにおいて以下のように発表されています。

  • 日本の月間アクティブアカウント数:3300万人(2019年3月時点)
  • デイリーアクティブアカウントの70%がInstagramストーリーズを利用(2018年10月時点)
  • 利用者の性別:男性が43%、女性が57%(2018年5~6月時点)

また2023年11月に行われた「Meta Marketing Summit Japan 2023(Online)」で「日本のInstagramの利用者数(日本における月間アクティブアカウント数)は、2019年に公表した3300万人から4年の間に倍以上に広がっています」と発表されたそうです。(この発表内容のアーカイブは現在閲覧できません)このことから2025年現在は6600万人以上の利用者数と推定されます。

デイリーアクティブアカウントの70%がInstagramストーリーズを利用しています。つまりインスタグラムのIDを持っている人は、「IDを持っているだけで実は使っていない」というような人は少なく、多くの人が活用しているわけです。また以前は女性の利用者が多かったのですが、現在は男性の利用者も増えています。

さらに令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書によると、インスタグラム利用者の年齢別利用率は以下のとおりです。

10代 70.0%

20代 73.3%

30代 63.7%

40代 48.6%

50代 40.7%

60代 21.3%

20代をピークにして幅広い年代で利用されています。

出典元
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000119.html
令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 概要 p.11

一番の特徴は写真や動画の投稿が楽しめること

なぜインスタグラムは人気になったのでしょうか。人気の理由は、以下で挙げる要素が関係しています。

  1. 使い方がシンプルで分かりやすいこと
  2. 写真や動画を載せることに特化していること
  3. 写真や動画の加工がしやすいこと

若い女性の多くは、ITサービスをマニュアルを見ながら使ったりすることがありません。そのため、複雑で難しいデバイスは最初から使用候補から除外され、「直感的に使えるもの」が選ばれるのです。Facebookなどは、フォロー、タグ、チェックインなどさまざまな要素があり、面倒くささを感じてしまいます。しかし、インスタグラムは写真を投稿し、「いいね」をつけたり好きな人をフォローしたりするだけのため、非常にシンプルです。実に簡単な機能は、直感的に使えることと直結しています。

インスタグラムのシンプルさは、写真投稿を簡単に楽しめるようになっています。カメラに凝った人ならわかるでしょうが、よい写真を撮ろうと思ったら、光の加減、色調、彩度、明度、フォーカスの当て方など、果てしなくチェックポイントがあります。そのため、一般のただきれいな写真を撮りたいだけのユーザー、美味しそうな料理写真を撮りたいだけの女性には使いこなせません。

その点、インスタグラムなら16種類のフィルターで色調、彩度、明度をテーマによって調整するアプリが内蔵されています。テーマごとにフィルターを選ぶだけで、自分の撮った写真を鮮やかな料理写真にも、シックな風景写真にもできるのです。簡単に写真を加工できる機能が爆発的に若い女性の心をつかみ、インスタグラムは浸透したといえるでしょう。

最近のインスタグラムは、写真よりも動画のほうがエンゲージメント率(投稿に対していいね、シェアなど、ユーザーが反応した割合)が高いといわれています。動画の制作は画像よりも手間がかかりますが、インスタグラムの(リール)動画はアプリ内で撮影、編集、投稿まで行えるため、比較的簡単に作成できます。的に若い女性の心をつかみ、インスタグラムは浸透したといえるでしょう。

他にもさまざまなツールがある

インスタグラムでは、写真以外にもリール、ストーリーズ、ダイレクトメール、検索&発見、ショッピングといったさまざまなツールがあります。

リール

スマホで撮影した短い動画(クリップ動画)をつなぎ合わせて3分までの短い動画(リール動画)を制作し、テキストや自分で録音した音声をつけてアップロードできます。このリール動画をMessengerで友達に送ることも可能です。

ストーリーズ

制作したリール動画をインスタグラムにアップロードし、自分の日常のストーリーを公開するツールです。ストーリーズを使って友達とシェアしたり、友達のストーリーズを見て「いいね!」して好意を伝えたりできます。

ダイレクトメール

友達にメッセージ、写真、動画を直接送ることもできます。メールはさまざまな色やテーマを選択できます。また消えるメッセージモードを利用すれば、相手が読み終わるとメッセージが削除されるため、プライバシーの保護にも役立ちます。

検索&発見

インスタグラムに公開されている写真、リール動画、アカウントなどから、自分の興味があるものを検索して発見できます。このツールを通じて新たな情報を手に入れたり、新しい友達と知り合ったりすることが可能です。

ショッピング

お気に入りのブランドやクリエイターの商品を見つけて直接購入できます。複数の商品タグを選び出し、価格などを比較することも可能です。また自分専用の商品リストにアイテムを追加して、後からでも購入できます。

インスタグラムマーケティングでの集客戦略とは?

インスタグラムの基本情報をベースに、飲食店がどのように集客に使えばよいのかについて触れていきます。

マーケティングと書かれたノート

インスタグラムとほかのSNSとの集客戦略の違いとは?

TwitterやFacebook、そしてインスタグラムはどのような方法を使ってマーケティング活動をするのかについてご紹介します。

Twitter

  • 定期的なつぶやき
  • 広告出稿
  • リツイートとしての拡散
  • 相互フォロー
  • 外部連携
  • ハッシュタグ

Facebook

  • ホームページと同様の機能を持つFacebookページ
  • ユーザー属性に合わせた広告出稿
  • 相手のタイムラインの投稿
  • 外部連携
  • ハッシュタグ

インスタグラム

  • 魅力的な写真の投稿
  • ハッシュタグ
  • キャンペーンの開催
  • 広告出稿

インスタグラムによる集客上のメリット、デメリット

以上の結果を見ると、明らかにインスタグラムはほかの2つに比べて機能が少ないということがわかります。これにより、インスタグラムの集客活用上のメリットとデメリットは、以下のようになります。

インスタグラムのメリットは、写真や動画がメインなので分かりやすいところです。美味しそうな写真、雰囲気のよさそうな店内の動画を載せれば、フォロワーが見てくれて、お店の情報が拡散していきます。

これに対してデメリットは、拡散させる仕組みが一つしかないため、拡散性が低い点です。たとえば、Facebookなら「いいね」を押すと友達全員に発信・拡散されますが、インスタグラムには同様の機能はありません。個人が「いいね」を押しただけでは拡散しないのです。

ですから、よほど良い写真・動画を載せない限り、爆発的な集客力は発揮されないということです。

インスタグラムマーケティングで押さえるべきポイント

SNSの「いいね」

デメリットはありますが、利用者数が急激に増えているという特性を考えれば、インスタグラムは集客方法として無視できません。では、どのようすればインスタグラムを多くの人に見てもらって集客につなげる、つまり、マーケティングに活用できるのでしょうか。

写真に撮りたくなるようなメニューを開発する

「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞を取りました。さらに最近では「映える(ばえる)」という言葉が使われるようになっています。いずれも写真うつりがよいという意味ですが、まさにそこがポイントです。来店客が料理を「かわいい」「インパクトがある」などと思って写真を撮り写真が拡散されれば、集客につながります。味で勝負という経営者や店長には不本意かもしれませんが、「見た目の盛り付け」が「インスタ映え」には勝負となるのです。お店のメニュー全品を見栄えの良い料理にする必要はありませんが、1品だけインスタグラマーにも受ける「キラーメニュー」を開発してみましょう。

また、店側でインスタグラムを活用する場合も同様です。見た目がハデでかわいい料理の写真を撮って、インスタグラムにアップしましょう。

店舗の特徴が分かる内装、外装にする

店の内外装も同じです。例えば、フランス雑貨屋風の内装が特徴のカフェなら、1番「それらしく見える」写真ポイントを作りましょう。大きなつるしの枝肉が特徴の焼肉屋なら、写真ポイントです。店内の魅せる場所がインスタグラムによって拡散され、雰囲気にひかれた人が同じような写真や動画を撮りたいと来店するでしょう。

料理と同様、お店でもインスタ映えする写真や動画を撮ってアップしましょう。

写真には店舗情報を必ず載せる

店側が撮影した写真や動画をユーザーが気に入り行きたいと思っても、場所がわからなければ来店できません。したがって、写真や動画を掲載する場合には、必ず店の住所、アクセス、電話番号、定休日、予約の可否を明記しましょう。

見込み客へのアプローチ

インスタグラムにはハッシュタグという機能があります。写真に「#パンケーキ」と付けて投稿すると、パンケーキのハッシュタグでひとまとまりにして表示されます。たとえばパンケーキを売りにしたカフェだった場合、自分で「#パンケーキ」と検索すると、たくさんのパンケーキの写真や動画が表示されます。パンケーキの写真や動画を投稿している人はパンケーキが好きだと分かりますから、「いいね」を押します。すると、押された側も気になって自分たちの投稿を見に来てくれるかもしれません。

また、自分の投稿へ「いいね」を増やすことは、ハッシュタグでの検索結果へ大きな影響を与えるようです。魅力的な投稿を意識して、「いいね」を増やすようにしていきましょう。もちろん、どのハッシュタグが検索されているのか調べることも忘れずに行いましょう。

「いいね」の他に、インスタグラムでは「フォロー」、「フォロワー」という機能があります。SNSでいうフォローとは、特定のアカウントの活動を追うことです。ファンクラブに加入すると考えたらよいでしょう。そしてフォローするユーザーをフォロワーと呼びます。

自分のアカウントが他のユーザーからフォローされると、自分の投稿がそのユーザー(フォロワー)のタイムライン上に表示されます。この機能は、店舗のアピールをするにはもってこいの機能でしょう。

広告出稿

インスタグラムはFacebookの傘下にあるため、インスタグラムのアカウントがなくてもFacebook上で広告を出稿できます。また、Facebook広告同様、配信には細かいターゲティングができます。

現在のインスタグラム広告の種類は下記の4種類です。

  • 写真広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • コレクション広告

広告機能もどんどん増えてきているため、店舗に合うものがあればぜひ試してみることをおすすめします。ただし、広告出稿の際は、広告ポリシーをよく読んでからだすようにしてください。たとえば、アルコールを含むコンテンツは、国や年齢で制限がされていたりします。

インフルエンサーの活用

インスタグラムは誰でも投稿・配信できるツールですが、拡散機能がないため、ユーザーの目にとまるのは一部のフォロワーだけです。飲食店自ら、もしくは顧客が自分のインスタグラムに投稿したとしても、多くの利用者の目に触れるのは困難を極めます。

飲食店の宣伝効果を狙うためには、インフルエンサーと呼ばれる方の話題にしてもらう戦略もあります。直接あるいはキャスティング会社などを介してインフルエンサーへ依頼し、自分のお店を宣伝してもらうことが可能です。もちろんインフルエンサーに対する報酬などのコストが発生します。

パフォーマンス分析

インスタグラムの分析ツールを使用すれば、投稿の到達数、エンゲージメント数、クリック数、フォロワーの増加等のデータを収集できます。どのような投稿が閲覧されているか、アクセス数はどのくらいか、利用者のプロフィールはどうかなどのデータを集められます。

分析結果と自分の飲食店の顧客の傾向を比べれば、インスタグラムにどのような投稿をすればよいか、あるいは逆にインスタグラムの利用者に受けるメニューは何かが分かるでしょう。この際に自店の顧客傾向を詳しく分析して、比較するのが重要かもしれません。

他にも、売上管理・分析機能のついたPOSレジを用いると、自店の分析ができます。興味がある方はリンクページをご覧ください。→ ユビレジの売上管理・分析機能

インスタグラムを活用した飲食店向けの新たなサービス

新型コロナウィルス感染症により、客数減などの影響を受けている飲食業界などに対する支援の一環として以下の機能がリリースされています。(※利用にはビジネスアカウントが必要です)

料理注文機能

「料理を注文」スタンプをInstagramストーリーズの投稿で使ったり、プロフィールにアクションボタンを追加したりすることができます。利用者がスタンプやアクションボタンをタップすると、飲食店が設定したプラットフォームのページが表示され、注文を完了できます。

Instagram、飲食店から料理を注文できる機能を日本でも導入開始 | Metaについて

ギフトカード機能

「ギフトカード」スタンプをInstagramストーリーズの投稿で使ったり、プロフィールにアクションボタンを追加したりすることができるようになります。「料理を注文」スタンプと同様、利用者がスタンプやアクションボタンをタップすると、ビジネスが設定した提携するプラットフォームのページが表示され、ギフトカードを購入することができます。

Instagramのビジネスプロフィールを利用しているアカウント(ビジネスアカウント)で、キッチハイク、Square、TableCheckの加盟店であれば、スタンプの利用やアクションボタンの設定を無料で行うことが可能です。

Instagram、中小ビジネス支援に向けてギフトカード機能を国内でも導入 「料理を注文」機能もパートナーを拡大 | Metaについて

※ビジネスアカウントとは、広告の出稿、フォロワー情報 ・投稿に関するパフォーマンスの詳細が確認できるなど、個人アカウントと比べ機能が豊富なため集客ツールとして利用したい企業や店舗向けのアカウントです。詳しくは以下を参照してください。

Instagramで自社のビジネスに注目を集めましょう | Meta for Business

まとめ

世界と繋がるSNS

いかがでしょうか?

インスタグラムで情報を確認してから、実際に店舗へ訪れるお客様は確実に増えているでしょう。インスタグラムでマーケティングを行う場合、まだまだ機能に物足りなさを感じることもあるかもしれません。しかし、インスタグラムで集客を行う企業はどんどん増えているため、これからはもっと便利で効果的な機能が追加されていくことが見込まれます。

今回ご紹介したような特徴を踏まえて、インスタグラムを店舗の集客力のアップに活用してみてください。

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